病気はイヤ、健康がいちばん、そう思っていました。でも、病気から学ぶ事があると最近は思えるようになりました。辛い症状は、体が私たちに間違いを伝えてくれるもので、それを上手に活用していくという考えを知ったのです。
今日は「病気が教えてくれる、病気の治し方」という、ドイツで150万部売れたという往年のベストセラー本を紹介します。スピリチュアル要素が多いので興味ない方はスルーしてくださいね。
この本の概要は?
この本は、病気は心が作っている、だから心のバランスを取ることで根本的に病気を治しましょう、という新しい主張のハウツー本です。主な内容は、前半は心の仕組みについて、後半は病気ごとの解釈、考え方が載っています。
この本は、病気(意識レベル)と、症状(体レベル)を分けて、病気の原因を探ります。症状は心の非常事態を知らせてくれるシグナル。なので、そのシグナルを薬や手術等で症状を消してしまうのは意味がなく「何を知らせてくれているのか」に目を向ける事が重要です。
症状はすべて、自分の考えの影の部分が現れたもの。意識の中で体験したくないことを、体で実現しているのだそう。症状は、患者の心に欠けているものを見せてくれるのです。
知るための方法は「症状は何を妨げようとしているのか?」「何を強制しようとしているのか?」と自問すること。そうやって病気のもつ意味に近づくことができます。
例えば自分が喘息の症状が出ていたとしたら、空気の澄んだ所で暮らすことができ、周りの人に禁煙を強制することもできる。自分を特別扱いして欲しい・・そんな本当の気持ちが潜んでいることもあるのです。
この本で印象に残った3カ所
・体は問題を解決する場所ではない
意識の中で体験したくないと思っている事があり、それが体に表れているのが症状。なので、考え方を変えるのが本当の解決方法
・人生への飢えが経験によって満たされないと、体におりて空腹となる
人生で自分のやりたい事から逃げていると、経験不足になる。その結果、自分の理想とはかけ離れた毎日になり、空虚感から空腹を引き起こす
・症状にあらわれた性質を理解すれば、症状は消える
その症状が何のために現れたのか、真の原因が分かれば、症状は必要がなくなるので消えていく。
解決方法まとめ
最終的答えは、どの症状にも共通です。それは、意識すること。自分のなかに不安があると意識し認めたら、不安のもとになっている領域から逃げないでじっと向きあうこと。時間をかけてそれを好きになり、自分の中に取り入れられるようになればいい。
注意点は、症状のなかに見つけた性質を否定しないことです。否定してしまったら、意識の影に追いやられ、さらに症状が増すため。
症状が早く消えることだけを願っているようでは、コンセプトを正しく理解したとはいえない。症状は、自分が認めたくない、体験したくないことを実現させる働きがある。なので、素直に症状を認めれば、症状は必要なくなる。
この本はどんな人にお勧め?
・病気を根本的に治したい方
・スピリチュアルに興味があり、従来の治療の他に自分で治したい方
・病気について、新しい気づきを得たい方
全体的にレベル高めで、学術書のような文面も少しあります。特に前半は理解するのは時間がかかるかもしれません。
もっと気軽に、病気と心の関係を学びたいかたは、リズ・ブルボーさんの自分を愛して!のほうが易しく、症例も多いです。今回の本は、心と体の関係性を深く理解したい上級者向け。しかし、読んでいくうちに、なるほど!と思う部分が多い、深くて面白い本でした。
最後に一言
スピリチュアルで哲学書っぽいのに、ドイツで150万部売れたのが驚き!薬と近代医学に頼りがちな日本人に比べて、ドイツ人は度量が広いんだなあと感じました。
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